専門:無在庫物販
肩書き:工場勤務リーマン 約5年前から楽だと思っていた工場に勤務するも残業が嫌いすぎて会社をやめるためにブログを開始。開始6ヶ月で月収17万円稼げ、その1年後には月80万PV達成するも一生ブログを書き続けなければいけないことを悟り挫折。ネットビジネスで騙され、挫折を繰り返し現在へ。相変わらず5年前から同じ工場に勤務しているが、今のままの人生は嫌だと再びブログへ。また失敗し再起を掛け、ネットビジネス最後と意気込み無在庫物販へ。月を重ねるごとに収益も上がっていき本業月収を軽く超える副収入ゲットにリーチ状態。
自由を手に入れるために戦ってきた物語を読んでみる。
物販を始めたばかりの方の中には、値段を設定するときに
- 安くすれば売れるかもしれないけど、赤字になっちゃったら嫌だな
- 高くすれば利益は多くなるけど、売れなくて在庫抱えちゃうかな
- 値段設定って一体どうすればいいの?
などと悩まれる方も多いかもしれません。
この記事では
- 物販を始めたばかりで値段のつけ方がよくわからない
- 何かコツのようなものがあれば知りたい
という方に向けて
- 物販での基本的な値段設定の考え方
- 値段設定するときの注意点
- 売れやすい値段設定のコツ
について解説していきます。
物販での基本的な値段設定の考え方
物販での値段設定には
- 販売者目線の値段設定
- 購入者目線の値段設定
の2つの考え方があります。
いくら販売者目線で値段設定をしても、お客さんの視点を考慮しなければ買ってもらうことはできません。
反対に、お客さんの視点ばかりを考えた値段設定をしても、ほとんど利益が残らず事業を継続していくことは難しくなってしまいます。
値段設定では販売者側の目線だけでなく、販売者購入者両方の視点をすり合わせることが重要です。
それぞれの値段設定について見ていきましょう。
販売者目線の値段設定
販売者目線の値段設定には基本的に2つの方法があります。
- 原価率による値段設定
- 利益率による値段設定
原価率による値段設定
売上に対する原価の割合(原価率)をどのくらいにするかによって値段を設定する方法です。
- メリット:シンプルでわかりやすい。
- デメリット:購入者が買いたい金額とマッチしない。市場価格とかけ離れている。
原価:商品を仕入れるまでにかかった費用のこと
物販の場合は、仕入れ価格が原価のほとんどの部分を占めますが、仕入れの際にかかった配送費、手数料なども原価に含まれるので注意が必要です。
原価率:売上に対する原価の割合
原価率は、原価÷売上=原価率で求められます。
原価率による値段設定は、
原価÷原価率=販売価格
という計算式で求めます。
例えば、原価が900円の場合、原価率が30%だと
900円÷0.3=3000円
で販売価格は3000円となります。
同じ原価の場合、原価率は高いほど販売価格は安くなります。
例えば、原価が同じ900円の場合、原価率が60%だと
900円÷0.6=1500円
で販売価格は1500円となります。
物販の原価率だけど、以前は利益3割、原価率7割といったところでした。でも、税理士から「原価率は高くても4割。通常なら3割ぐらいにしとかないと商売は厳しい」といわれて改善させたら、楽になりました。原価率は3割を目指しましょー#Amazon #物販 #フリマ
— はりぃの副業ぽーとふぉりお (@harryportfolio) April 16, 2021
利益率による値段設定
売上に対する利益の割合(利益率)をどのくらいにするかによって値段を設定する方法です。
- メリット:自分たちが得たい利益を元に値段を決めることができる。
- デメリット:原価率による値段設定同様、購入者が買いたい金額とはマッチしないことも多い。
利益率:売上に対する利益の割合
利益率は、利益÷売上=利益率で求められます。
利益率による値段設定は、
原価÷(1ー利益率)=販売価格
という計算式で求めます。
例えば、原価が900円の場合、利益率が30%だと
900円÷(1ー0.3)=1285円
で販売価格は1285円となります。
原価率とは逆で、同じ原価の場合、利益率は高いほど販売価格も高くなります。
例えば、原価が同じ900円の場合、利益率が60%だと
900円÷(1−0.6)=2250円
で販売価格は2250円となります。
物販においては、20〜30%が平均的な利益率となります。新品商品についてはもう少し低く15〜20%が平均的な利益率となります。
僕は国内電脳せどりを一時期やっていましたが
自分にはあまり合っていなかった。利益率があまり良くなく
薄利多売になりがちだったし、毎月の仕入れが安定しなかったから結構キツかった。
人によって物販も合う合わないがあるから色々やって自分に合うものを見つけるのが大事。— のり@完全在宅でできる欧米輸入 (@Nori_ebay) August 3, 2022
購入者目線の値段設定
次は、購入者目線の値段設定の方法についてみていきましょう。購入者目線の値段設定の方法には以下の4つの方法があります。
- 市場価格から値段設定
- 需要を把握して値段設定
- セット価格による値段設定
- 心理的効果による値段設定
市場価格から値段設定
市場価格を調べて、それと同じ位の金額に値段設定する方法です。
市場の平均価格に値段設定する方法の他、平均より少し高く設定する方法、少し低く設定する方法があります。それぞれのメリット、デメリットは以下の通りです。
平均価格に設定する
- メリット:多くの人の目に付きやすくなる
- デメリット:他の商品との差別化ができないと売れにくい
平均より少し高く設定する
- メリット:高級感を演出できる
- デメリット:商品の質の高さやサービスが伴わないと売れない
平均より少し低く設定する
- メリット:注目を集めやすい
- デメリット:価格競争に巻き込まれる可能性
需要を把握して値段設定
需要があるかどうかによって値段設定する方法です。
需要があれば少し高い金額でも売れますが、需要がないと安くしても売れない可能性があります。需要は季節や流行によっても変動するので、こまめにチェックして値段変更するタイミングを逃さないことが大切です。
セット価格による値段設定
他の商品とセットにして値段設定する方法です。
単品では売れにくいものがセットにするとお得感がでて売れやすくなるということはよくあります。
他にも、数量限定価格なども購入者の「早く買わないと売り切れてしまうかも」という気持ちを刺激して売れやすくなることがあります。
心理的効果による値段設定
いわゆる松竹梅3段階の値段があると、真ん中を選びやすいという心理を利用して値段設定する方法です。一番売りたいものを真ん中の値段設定にすると売れやすくなります。
他にも、よくスーパーなどで見かける980円や1980円など端数の値段設定はお得に感じられやすいです。実際には20円の差でも売れやすくなる効果があります。
ここまで、販売者側と購入者側それぞれの視点からの値段設定の方法についてみてきました。
値段設定には絶対にこれ!というような魔法の計算式はありません。ここまで紹介してきた販売者側の視点と購入者側の視点をすり合わせた金額にすることが大切です。
値段設定するときの注意点
次は実際に値段設定をするときの注意点についてみていきましょう。
- 値段を安くしすぎない
- 値段を定期的に見直す
値段を安くしすぎない
最初に値段を安く設定しすぎてしまうことには注意が必要です。
売りたいからといってライバルや市場平均よりも安く設定してしまうといくら売ってもほとんど利益が残らなくなってしまいます。
また、安い値段設定の商品ばかりを扱うとこのショップには安いものしかないというイメージを持たれがちです。
最初のうちは自信がなく値段を安く設定しがちではありますが、値段を安くすることよりも商品の価値を上げる工夫やショップのブランド力を高めることを意識しましょう。
値段を定期的に見直す
値段を定期的に見直すことも大切です。市場のニーズはいつも一定ではありません。季節によって、流行によって変わることが普通です。
一度決めた値段をそのままにしておくのではなく、季節の変わり目や新製品が出るタイミングには定期的に見直すようにしましょう。
仕入れ値以外にかかっている費用を考慮する
商品が売れるまでにかかっている費用は仕入れ値だけではありません。他にも多くの費用(=経費)がかかっています。
事業として継続的に利益を得ていくためには
人件費、営業・販売・広告費、総務・労務関連費、家賃・光熱費・通信費、資格や商品開発などにかかった費用
などの経費も忘れずに計上することが大切です。経費をしっかり計算することで、より正確に利益の出る値段設定をすることができるようになります。
利益を出すための値段設定のコツ
利益を出す値段設定には次の2つのコツがあります。
- 安く仕入れる
- 付加価値をつける
安く仕入れる
シンプルですが、安く仕入れることは大きなポイントになります。販売価格から原価と経費を引いたものが利益になるので、原価をできるだけ低く抑えることができれば利益を多く出すことができます。
海外、特に中国から仕入れたり、卸業者から直接仕入れることができれば原価を安く抑えることができます。
海外から仕入れる際には国内での仕入れではかからない国際送料や関税などもかかってきます。それを考慮に入れた上で安く仕入れることができるのかを確認する必要があります。
付加価値をつける
付加価値をつける=商品価値を高めるということも利益を出す値段設定には重要です。
値段を安くすれば売れやすくはなりますが価格競争に巻き込まれてしまいます。価格競争に巻き込まれないようにするためには付加価値を付けて他の商品と差別化を図ることが大切です。
- 問い合わせ時の対応を早く丁寧にする
- 即日発送する
- アフターフォローをしっかりする
他にも工夫次第で初心者にもできる付加価値のつけ方はあるはずです。そういった付加価値をしっかりアピールして値段を下げなくても買ってもらえるショップ作りをしていきましょう。
まとめ
- 販売者目線と購入者目線による値段設定の仕方がある
- 販売者と購入者の目線をすり合わせて買ってもらいやすく利益も上げやすい値段に設定する
- 安くするだけではなく付加価値を付けることにも注力しよう
売りたい価格と買いたい価格には開きがあります。お客さんがここまでは出してもいいと思える価格を見極めることも売れやすい値段をつけるのに重要なポイントですね。
まずは一度自分で値段を設定してみましょう。そこから色々試行錯誤して最適な値段を導き出せるようになると良いですね。
僕自身も無在庫物販でしっかり収益を上げられるようになるまでは色々試行錯誤を重ねてきました。参考までに僕のこれまでの経験をこちらで紹介していますのでよかったら覗いてみてくださいね。
この記事が少しでも物販の値段設定で悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。
どうも、タカです!
てか、誰やねん!って聞こえてきたので、
簡単に自己紹介します。
僕は、生まれも育ちもずっと関西育ちの工場勤務マン。
ブログで月80万PV&月収17万円達成した過去がありますが
一生記事を書き続けないといけないのが嫌で挫折。
ノウハウコレクターの期間を経て現在は、
無在庫物販というビジネスに取り組み
本業月収を軽く超える副業収入を手に入れる一歩手前
収益が増え続ける仕組みを構築中です。
ストレスない働き方が目標です!
たいして何の取り柄もない、
楽をしていきたいダメダメ人間ですが、
そんな僕でも成果は出ています。
あとは仕組みを作るだけです。
正直、やったら誰でもできると思います。
僕がどうやって稼げたのか、
どのように仕組みを構築しているのか、
下記の記事で公開しています。
自由を手に入れるために戦ってきた物語を読んでみる。